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イオン(8267)の株主優待をじっくり調査!2025年4月24日時点で「買い」と言えるか?

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2025年4月24日終値ベースでのイオン株は4,161円。PER(株価収益率)は96.09倍、PBR(株価純資産倍率)は3.41倍と、いずれも「相対的に割安」とはいえない水準にあります。
とはいえ、数値だけが投資判断の拠り所ではありません。イオンの事業成長性や株主優待の魅力も、しっかりチェックしてみましょう。

業績動向チェック

売上高は、2025年2月期は増収基調。

営業利益・経常利益は、構造改革に伴う特別損失の影響で2025年2月期は減益となりましたが、前期の「過去最高利益」に次ぐ高水準を確保。
2026年2月期は、二桁増益予想。年間配当は普通配当40円を見込むなど、株主還元姿勢も堅調です。

配当+株主優待利回りシミュレーション (権利確定日:2月末、8月末)

配当金:年間40円(2024年度:普通配当36円+記念配当4円、2025年度:普通配当40円)
配当利回り:0.96%(40円÷4,161円)

株主優待(オーナーズカード)
 保有株数:100株以上
 特典:買い物額の3%キャッシュバック
たとえば、毎月3万5千円をイオンで使う場合、年間利用額は42万円。キャッシュバック率3%を当てはめると12,600円の還元を受けられます。

配当+優待相当額:4,000円(配当)+12,600円(優待)=16,600円
合計利回り:3.9%相当

配当利回りだけ見ると、「割安」とはいえない株価に対して、配当+優待で3.9%の利回りを実現できるのは魅力的です。

優待カード以外の特典も充実

イオン株主には、お買い物金額に応じたキャッシュバック以外にも以下の優待特典が用意されています。
・「お客さま感謝デー」(毎月20日、30日):5%割引
・イオンシネマ映画鑑賞券
 大人・大学生:通常1,800円→優待価格1,000円
 高校生以下:通常1,000円→優待価格800円
・イオンラウンジ利用
 月8回まで
 同伴者1名まで無料ドリンクサービス(コーヒー等)
 
近くにイオンがある生活圏であれば、毎月の買い物や映画鑑賞で家計にうれしい節約効果が期待できます。

実際に使ってみた感想

私自身もオーナーズカードを保有し、イオンでの買い物時には必ずレジで提示しています。
すると、半年に一度「株主ご優待返金引換証」書類が自宅に届きます。実際の還付金額は、買い物金額に応じたキャッシュバックがひと目でわかり、家計管理にも非常に役立ちました。

手続きはシンプル:
 カード提示以外に特別な申請は不要。レシートや申請書を保管する手間もなく、毎回の買
 い物がそのままキャッシュバックにつながります。

還付のタイミング:
 権利確定(2月末・8月末)からおよそ1〜2カ月後に通知が届き、秋と春の二度、臨時収入
 のような嬉しいサプライズがあります。

家計への効果:
 たとえば昨年8月末権利確定分では、約21万円の買い物で6,300円の還付。日々の食費や
 日用品費を賢く削減できました。

結論

近くにイオンがあって普段使いする人なら、長期投資として検討の価値アリ!
株価指標は確かに「割安」とは言い難い水準ですが、配当+優待を実際の生活シーンでフル活用すれば、実質的な利回りは約3.9%。
さらにお客さま感謝デーやイオンシネマ、イオンラウンジなどの追加特典を加味すれば、家計への直接的メリットはさらに大きくなります。
イオン生活圏の方は、長期保有も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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