高知県で日帰り温泉や地元グルメを楽しみたい方におすすめの旅をご紹介します。
今回は、須崎市にある「そうだ山温泉 和(やわらぎ)」と、地元のソウルフード鍋焼きラーメンの人気店「橋本食堂」を、自転車で巡ってきました。
免許証を忘れて予定変更したところから始まった思いがけない一日が、結果的には心と体が癒される最高の旅になりました。
高知から須崎へ|予定変更で始まった自転車の旅
もともとは高知駅でレンタカーを借りて須崎市方面へ向かう予定でしたが、なんと免許証を忘れる痛恨のミス。
急遽、高知駅からJR土讃線に乗って約75分、須崎駅へ向かい、市内の民泊を予約。幸運なことに、宿の方から自転車をお借りすることができ、ここから旅が再スタート。
自転車でのんびりと巡る須崎の町は、車では見落としてしまうような発見がたくさん。予定外が、思い出になる。そんな旅の幕開けでした。
高知・須崎の秘湯「そうだ山温泉 和(やわらぎ)」|自然に包まれる癒しの空間
目指したのが、須崎市中心部から約7kmの山中にある秘湯、そうだ山温泉「和(やわらぎ)」。
数字だけ見ると短い距離ですが、アップダウンが多く、自転車ではかなりの体力を消耗。それでも到着した瞬間、その疲れも吹き飛びました。

● 四国随一の美人の湯(pH9.5)
「和」は四国屈指の美肌の湯といわれ、pH9.5の高アルカリ性の泉質を誇ります。
日帰り入浴でもその極上の湯を楽しめ、午前12時までの入館なら480円と破格です。
● 内湯と露天、贅沢な3つの湯船
- 内湯:檜の香り漂う広々とした浴場で、体をしっかりと温められます。
- 露天風呂:専用の橋を渡ってたどり着く開放感たっぷりのエリア。小川のせせらぎをBGMに、源泉かけ流しの檜風呂、開放感たっぷりの外湯に浸かれば、山の空気と相まって心までほぐれます。
● 建物の風格も魅力
「和」は温泉だけでなく、建物そのものにも品と趣があるのが特徴。
立派な門構えに、趣ある暖簾、囲炉裏のある休憩所。高級感がありつつも堅苦しくない、落ち着いた雰囲気です。





ちなみに、宿泊すると豪華な料理や部屋風呂付きで一泊6万円ほど。今回は日帰りでしたが、いつか泊まりたい宿のひとつになりました。
須崎市名物グルメ「鍋焼きラーメン」なら橋本食堂が人気
温泉でのんびりしていた際、湯舟で地元の方に「おすすめの食事処は?」と聞いたところ、即答で返ってきたのが「橋本食堂」。

ここは、須崎市の名物グルメである鍋焼きラーメンの老舗として知られる人気店です。
● 鍋焼きラーメンとは?
高知県須崎市発祥のご当地ラーメンで、以下の「7つの定義」があります:
- 親鳥の鶏がら醤油ベースのスープ
- 細麺ストレート、少し硬めに提供
- 親鳥の肉・ねぎ・生卵・ちくわ(すまき)入り
- 土鍋など直火対応の器を使用
- スープが煮立った状態で提供
- たくわん付き(酸味のある古漬けが理想)
- 「おもてなしの心」を込める
● 橋本食堂で実食!グツグツの一杯
橋本食堂は住宅街にひっそりと佇む店舗で、平日でも行列ができる人気店ですが、13:30の閉店間際だったため運よく待ち時間ゼロで入店。
鍋でグツグツ煮込まれたまま運ばれてくるラーメンは、湯気と香りでもうノックアウト。
- スープ:親鳥の旨みが詰まった醤油味。あっさりしているのに深いコク。
- 麺:細めのストレート麺は、やや硬めでコシがあり、まるで九州ラーメンのよう。
- 親鳥の肉:やや固めだけど、0.5mmほどの小切りでコリコリした絶妙な食感。

ちなみに今回は「大」を注文して730円。この味と量でこの値段は大満足でした。
この鍋焼きラーメン、本当に美味しいので、関東でも提供すれば絶対繁盛すると思います!
自転車旅だからこそ出会えた、温泉と人とグルメ
旅のはじまりは失敗からでしたが、結果的には自転車でゆっくりと巡ったからこそ得られた、濃密な一日でした。
- 地元の方と触れ合い
- 自然に囲まれた極上の温泉に癒され
- 地元のソウルフードに舌鼓
須崎市は観光地としてまだまだ穴場ですが、「高知市周辺で温泉とグルメを楽しみたい」という方には心からおすすめできるエリアです。
次は泊まりでゆっくりと。「和」に泊まり、「橋本食堂」でまたあの一杯を。
【まとめ】高知・須崎で心も体も温まる旅を
- 高知駅から電車で75分、須崎市は日帰り旅にもぴったり
- そうだ山温泉 和(やわらぎ)は、四国屈指の美人の湯と自然に囲まれた癒しの宿
- 鍋焼きラーメンは、須崎グルメの代表格。橋本食堂はその中でも有名店
- 自転車旅ならではの出会いや風景が、旅をより深いものにしてくれる
高知県須崎、大変魅力的な町なので、是非今度は車で行ってみたいです。
あの坂は正直きつかった。。。