【KDDI株主優待と配当まとめ】23期連続増配と株式分割後の利回りをやさしく解説

先日、KDDI（9433）の株主優待の案内が届きました。
封筒を開けると、そこにはPontaポイントやローソンのお菓子セットといった「株主優待」の案内が──。
毎年この時期、ちょっとした楽しみでもあります。

通信インフラという安定基盤を持ちながら、連続増配や優待制度を続けてくれるKDDI。
実はこの春、2025年4月1日付で「1株→2株」の株式分割が行われました。
今回はこの「株式分割」をふまえて、KDDIの配当利回りや優待の実力を、わかりやすく整理してみます。

KDDIの株主優待：1年以上の継続保有で、うれしい選べるギフト

KDDIの株主優待は、「長期保有」によってグレードアップするのが特徴です。

なお、2025年4月の株式分割後は「100株→200株」に優待基準が変化したように見えますが、実質的な条件や価値に変わりはありません。

KDDIは2025年4月1日に1株を2株に分割しています。
そのため、過去の配当や株価の数字を見るときは、分割後ベースで考える必要があります。

以下に、2024年度（実績）と2025年度（予想）の利回りを比較してみました。

📌 配当利回り：約2.96％
📌 優待利回り：約0.41％
📌 総合利回り：約3.37％

📌 配当利回り：約3.26％
📌 優待利回り：約0.41％
📌 総合利回り：約3.67％

KDDIは現在、2023年3月期～2026年3月期を対象とした中期経営戦略を進めています。
その中で明確に掲げているのが、次の2点です。

堅調な成長を背景に、企業としての体力がしっかり蓄えられています。

2025年3月期の年間配当金は72.5円（前年比+2.5円）、
2026年3月期は80.0円（前年比+7.5円）を予定しており、
仮にこのままいけば「24期連続の増配」となります。

KDDIは、連続増配という信頼と、実用性ある優待制度のバランスが絶妙な企業です。

通信事業という安定基盤を土台にしながらも、
成長投資にも積極的で、株主還元への姿勢もブレません。

また、今回の株式分割（1→2）により、100株単位での投資がしやすくなったのも個人投資家にとっては追い風。

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年度	配当金	優待内容	配当利回り	優待利回り	総合利回り
2024年度	72.5円×200株＝14,500円	2,000円相当	約2.96％	約0.41％	約3.37％
2025年度	80.0円×200株＝16,000円	2,000円相当	約3.26％	約0.41％	約3.67％

23期連続増配に加え、堅実な経営と魅力的な優待制度。
いまのKDDIには、長期保有を安心して任せられる材料が揃っていると感じます。

KDDIという企業の歩みとともに、自分の投資の時間も重ねていく──
そんな感覚を、これからも大切にしていきたいと思います。

ちなみに、今回の株主優待は、お菓子セットを選択しました。
お菓子セットもPontaポイントも同額ですが、商品をもらう方が福袋みたいな感じでわくわくするんですよね。