以前の記事でもご紹介した「SBI日本高配当株式(分配)ファンド」。
SBIが出している、日本株の高配当を狙える低コストアクティブファンドです。
今回はその 2025年8月の月次レポート が出ていたので、中身をざっくりご紹介していきます。
運用実績
まずは結果から。
- 基準価格:13,248円(前月末比 +769円、+6.16%)
- 純資産総額:1,129.69億円(前月末比 +80.08億円)
基準価格も純資産も、しっかり増えてますね!
投資している方にとっては、なかなかうれしい数字です。
8月の日本株はどうだった?
8月は波乱含みのスタートでした。
- 米国の雇用統計が弱めで株価は大きく下落
- でも「米国の利下げ期待」が広がって株価は持ち直し
- 日本の4-6月期GDPが予想より強く、国内景気の底堅さを再確認
- 18日には日経平均がついに 43,714円の史上最高値を更新!
終盤は利食い売りで少し下げる場面もありましたが、月間を通してみればプラスで終了しました。
業種別では、電線株に引っ張られた「非鉄金属」や、不動産・証券が好調。逆に「医薬品」や「海運業」は弱めでした。
ファンドの中身は?
- 配当利回り:3.53%
- PBR:1.67
- ROE:11.25%
- 組入銘柄数:100
業種の上位はこんな感じです。
- 銀行業:10.76%
- 輸送用機器:8.15%
- 電気機器:8.05%
- 化学:7.07%
- 卸売業:6.44%
ファンドの運用状況は?
8月のファンドのパフォーマンスは +6.16%。
TOPIX(配当込み)が+4.52%だったので、市場平均をしっかり上回りました。
- プラス寄与 → TOYO TIRE、SBIホールディングス、三菱商事
- マイナス寄与 → 東京エレクトロン、パーソルHD
また、投資行動としては、Jリート2銘柄を売却して、新しく キヤノンを購入。
割高感が出たものは整理しつつ、配当の魅力が高まった銘柄を拾っていく動き、いいですね。
今後の方針
- 米国の利下げ期待は追い風になりそう
- 内需中心の中堅企業にもチャンスあり
- 国内金利の上昇が見込まれるので、金融株にも注目
ファンドとしては「安定した配当を出せる、収益力のある企業」に引き続き投資していく方針です。
中長期的にインカムゲインを狙いながら、しっかりパフォーマンスを積み上げていきたい、という姿勢が感じられます。
まとめ
8月のSBI日本高配当株式(分配)ファンドは、
- 市場平均を上回る成績
- 純資産も順調に増加
- リバランスもきっちり実施
と、なかなか安定感のある動きでした。
私自身も引き続きチェックしていきたいと思います。
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