前回の記事では、2026年2月のMSCIオールカントリー(ACWI)採用銘柄について、11月28日時点のデータをもとに予想を行いました。
今回はそこから半月ほど時間を進め、12月15日時点のデータで、あらためて現在地を確認してみたいと思います。
大きな構図は変わっていませんが、その中で静かに存在感を増してきた銘柄もありました。
12月15日時点の予想一覧
有力(〇)
- 1803 清水建設
- 4062 イビデン
可能性あり(△)
- 5831 しずおかフィナンシャルグループ
- 1944 きんでん
- 5334 日本特殊陶業
- 6506 安川電機
- 5838 楽天銀行
11月28日時点の予想と比べると、
安川電機(6506)が「可能性あり」に新たにランクインした点が、今回の小さな変化と言えそうです。
▼ 有力(〇)
〇 1803 清水建設
清水建設の株価は、1989年に付けた最高値を約36年ぶりに上回り、高値圏での推移が続いています。
背景にあるのは、慢性的な人手不足を前提とした選別受注の徹底と、工事単価の引き上げ。
無理に量を追わず、利益を確保する姿勢が、数字にも少しずつ表れてきた印象です。
建設マージンの改善傾向については、「2030年頃まで続くのではないか」という見方もあります。
〇 4062 イビデン
世界的に半導体関連需要が強い中で、
イビデンもしっかりと指標に食い込む形を維持しています。
▼ 可能性あり(△)
△ 5334 日本特殊陶業
自動車部品を中心に、収益基盤は安定。
時価総額も、採用ラインにじわりと近づいてきています。
一気に注目を集めるタイプではありませんが、
静かに条件を満たしにいく銘柄として、引き続き候補に挙げておきたい存在です。
△ 5831 しずおかフィナンシャルグループ
銀行業界全体では、長期金利の上昇が貸出利ざやの改善につながり、
株価は総じて堅調です。
こうした環境変化が、地方銀行にもじわじわと波及してきているように感じます。
△ 1944 きんでん
関西電力系の電設大手。
インフラ関連としての安定感に加え、指数採用ラインとの距離感を考えると、
「圏内に入ってきても不思議ではない」ポジションにいます。
△ 5838 楽天銀行
値動きが大きく、評価が分かれやすい銘柄です。
△ 6506 安川電機
今回、新たに「可能性あり」に加えたのが安川電機です。
生成AIそのものから、
それを現実のモノづくりに落とし込む世界――ロボット・フィジカルAIへと関心が広がる中で、同社への期待も少しずつ高まってきています。
テーマ性と実体のある事業、その両方が評価され始めた局面と言えそうです。
おわりに
安川電機が急上昇してきましたが、どこまで伸びるか注目です。
2026年2月のMSCIオールカントリー採用銘柄についても、
また時間が経った段階で、その時点のデータをもとに予想を更新していく予定です。
<12月20日時点の予想は、こちらです。>
👉【2026年2月】MSCIオールカントリー採用銘柄予想|12月20日時点データで更新





