12月も後半に入り、いよいよ今年も残りわずかですね。
投資家のみなさんにとっては、NISAの枠の検討やポートフォリオの整理・リバランスなど、忙しくも充実した時期ではないでしょうか。
先日、2026年2月の「MSCIオール・カントリー(ACWI)日本株指数」の採用銘柄について、12月15日時点のデータをもとに予想記事を書きました。
👉 [前回の記事:2026年2月MSCI採用銘柄予想(12/15版)]
今回は、さらに最新の12月20日時点のデータをもとに、最新のアップデート版をお届けします。
市場の動きは本当に早いもので、わずか数日の間でも顔ぶれに変化が出ています。
<2026年2月 MSCI採用銘柄・最新予想リスト(12/20時点)>
最新の時価総額データをもとに、独自に分析した結果がこちらです。
| 評価 | 証券コード | 銘柄名 | 備考 |
| 有力(〇) | 1803 | 清水建設(株) | 盤石の強さ |
| 有力(〇) | 4062 | イビデン(株) | 安定して上位 |
| 可能性あり(△) | 5831 | (株)しずおかフィナンシャルグループ | 金利上昇の流れ |
| 可能性あり(△) | 1944 | (株)きんでん | 継続して候補 |
| 可能性あり(△) | 5334 | 日本特殊陶業(株) | 採用ライン付近 |
| 可能性あり(△) | 5838 | 楽天銀行(株) | 値動きに注意 |
| 可能性あり(△) | 8303 | (株)SBI新生銀行 | NEW(ランクイン) |
※前回(12/15時点)ランクインしていた 安川電機(株)(6506) は、調整局面に入ったため今回はランク外となっています。
<有力候補(〇):勢いを感じる2銘柄>
まずは、採用の期待が非常に高い2銘柄です。
〇 1803 清水建設
株価が絶好調ですね!なんと1989年のバブル期に付けた最高値を、約36年ぶりに更新しています。
背景には、深刻な人手不足による「選別受注」があるようです。「何でも引き受ける」のではなく、利益の出る仕事をしっかりと選ぶ。この姿勢が工事単価の引き上げにつながり、利益率(マージン)の改善が2030年頃まで続くという強気な見方もあります。
〇 4062 イビデン
世界的な半導体需要の波に乗っています。システムエンジニアをしていた身としては、こうしたインフラを支える技術を持つ企業が評価されるのは、なんだか嬉しい気持ちになります。指標への食い込みもしっかりしており、有力候補と言えそうです。
<可能性あり(△):注目しておきたい銘柄たち>
続いて、時価総額の動向次第で採用のチャンスがある銘柄です。
△ 5831 しずおかフィナンシャルグループ
最近の長期金利の上昇が、銀行の「利ざや改善」への期待を後押ししています。地銀の中でも優良株として知られる静岡FG、その勢いに注目です。
△ 1944 きんでん
関西電力系の電設大手。
インフラ関連としての安定感に加え、指数採用ラインとの距離感を考えると、
「圏内に入ってきても不思議ではない」ポジションにいます。
△ 5334 日本特殊陶業
自動車部品を中心に、収益基盤は安定。
時価総額も、採用ラインにじわりと近づいてきています。
一気に注目を集めるタイプではありませんが、
静かに条件を満たしにいく銘柄として、引き続き候補に挙げておきたい存在です。
△ 8303 SBI新生銀行
2025年12月17日に再上場を果たしたばかりですね!
時価総額としては採用ラインに達していると思われますが、再上場直後の2月にすぐ採用されるのか、それとも次以降になるのか……。ここはMSCIの判断が分かれるところで、非常に興味深い「見どころ」になりそうです。
△ 5838 楽天銀行
こちらは非常に値動きが激しいのが特徴です。まさに「動向を注視したい」銘柄ですね。ボラティリティが高いので、一喜一憂せずに見守る姿勢が必要かもしれません。
<惜しくもランク外:安川電機(6506)>
前回は候補に入れていた安川電機ですが、今回は残念ながら調整が入りました。
生成AIブームから、それを物理的に動かす「ロボット・フィジカルAI」への期待は依然として高いのですが、株価のタイミングとしては少し足踏み状態のようです。
<終わりに:投資の判断は慎重に>
いかがでしたでしょうか。
インデックスの採用銘柄予想は、いわば「今の市場の勢い」を可視化する作業でもあります。
ただし、以下の点には注意が必要です。
- 確定ではない: あくまで現在のデータに基づいた「予想」であり、最終的な決定(2月発表)とは異なる場合があります。
- 先回りのリスク: 「採用されるから買いだ!」と急ぐと、すでに織り込み済みで価格が下がってしまうこともあります。
相場に「絶対」はありません。常に謙虚な気持ちで市場と向き合い、自分なりのルールでコツコツと資産運用を続けていきたいものですね。
今回ご紹介した銘柄についても、また時間が経ってデータが更新されたら、改めて予想してみたいと思います。
冬の寒さが本格的になってきました。みなさんも体調を崩されないよう暖かくしてお過ごしください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。





