【卒業歌】 欅坂の風
「欅坂の風」
春を迎える直前の、高校の並木道。
朝の光に揺れる木々の間を吹き抜ける風の中で、この物語は始まります。
「欅坂の風」は、高校生活のはじまりに出会った親友との時間を振り返りながら、
共に過ごした日々の尊さと、別れを迎える今の感謝の気持ちを描いた一曲です。
まだ友達もできず、不安でいっぱいだった入学初日。
校門の前で立ち尽くしていた主人公に、笑顔で声をかけてくれた親友。
ふたりが並んで歩いた上り坂の並木道――通称「欅坂」は、
その後の高校生活すべての始まりを象徴する場所として歌の中に登場します。
楽しい時間だけでなく、進路や恋愛に悩んだ夜、
涙をこらえながら語り合った朝もありました。
そんなとき、いつも隣で話を聞き、寄り添ってくれた存在があったからこそ、
乗り越えられた瞬間がいくつもあったのだと思います。
やがて季節は巡り、卒業が近づくにつれて、
ふたりはそれぞれの夢に向かって別々の道を歩むことになります。
同じ時間を過ごすことはできなくなっても、
一緒に生きた青春の記憶と絆は決して消えない――
そんな想いがサビやラスサビに込められています。
「離れても 忘れないよ
この青春(とき)を 一緒に生きたこと」
「違う道を選んでも
この絆は 消えないまま」
別れの切なさを抱えながらも、
相手の未来を心から応援できる優しさと強さ。
この曲は、“さようなら”ではなく、“新しい一歩を祝福する歌”として描いています。
春の風に背中を押され、それぞれの夢へと進んでいくふたりの姿が、
聴く人自身の卒業の記憶や、大切な人との別れと重なることを願っています。
【歌詞】
知らない顔ばかりの 校門の前で
不安を抱えて 立ち尽くしてた
そのとき君が 笑って手を振り
「一緒に行こう」と 声をくれた
上り坂の並木道
欅坂を 並んで歩いた
その一歩が すべての始まり
心が少し 軽くなった
泣きたい夜も 迷う朝も
君は隣で 話を聞いてくれた
進路のことも 恋のことも
真剣な瞳で うなずいて
ありがとう 同じ時間を
笑いも涙も 分け合って
風のように 支えてくれた
君は 唯一の存在
放課後の駅で 語り合った夢
ホームに響く 電車の音
未来はまだ 遠く見えて
それでも信じて 話してた
季節が巡るたび
少しずつ 大人になって
変わる景色の中でも
君だけは 変わらなかった
苦しいときほど そばにいて
何も言わず 肩を貸してくれた
その温もりが どれほど
心を救ってくれたか
ありがとう 同じ時間を
笑いも涙も 分け合って
風のように 支えてくれた
君は 唯一の存在
離れても 忘れないよ
この青春(とき)を 一緒に生きたこと
違う道を 選んでも
この絆は 消えないまま
ありがとう 出会えたこと
君と過ごした すべての日々
春の風に 背中押され
それぞれの夢へ 歩いていこう





