2026年2月のMSCIオール・カントリー(ACWI)採用銘柄の正式発表が出ました。
日本からは、2社追加、4社除外となりました。

前回の記事で、採用銘柄の事前予想を行っていましたが、どうなったでしょうか。


予想していた「有力2銘柄」は、やはり採用へ

前回の記事では、
数値面・時価総額の水準・過去の傾向等を踏まえ、
特に有力と考えた銘柄として、次の2社を挙げていました。

【有力】

  • 1803 清水建設(株)
  • 4062 イビデン(株)

結果は――
この2銘柄は、予想どおりMSCIオール・カントリーに採用されました!

データを積み上げて見ていくと「ここは堅い」と感じていた銘柄です。
こうして結果として確認できると、
少しだけ、静かな達成感のようなものがありました。

清水

イビデン

出典:楽天証券

なお、除外された銘柄は、次のとおりでした。
・3038 KOBE BUSSAN CO
・6869 SG HOLDINGS CO
・9023 TOKYO METRO
・4704 TREND MICRO


「可能性あり」とした銘柄は、今回は見送りに

一方で、
「可能性あり」として挙げていた銘柄については、
残念ながら今回は採用に至りませんでした。

  • △ 8303 (株)SBI新生銀行
  • △ 4004 (株)レゾナック・ホールディングス
  • △ 5831 (株)しずおかフィナンシャルグループ
  • △ 1944 (株)きんでん
  • △ 6525 (株)KOKUSAI ELECTRIC
  • △ 5801 古河電気工業(株)
  • △ 6506 (株)安川電機
  • △ 5838 楽天銀行(株)
  • △ 6305 日立建機(株)
  • △ 8354 (株)ふくおかフィナンシャルグループ
  • △ 5334 日本特殊陶業(株)
  • △ 5706 三井金属(株)
  • △ 2875 東洋水産(株)
  • △ 2768 双日(株)

これらの銘柄は、
時価総額という観点では、過去に採用された水準に十分到達しているものも多く
決して「見当違い」の予想ではなかったと考えています。


採用されなかった理由は「世界同時株高」

では、なぜ今回は見送られたのか。

ひとつ大きいと感じているのは、
世界的な株高です。

グローバルで株式市場が上昇すると、
MSCIに既に採用されている銘柄の時価総額も同時に押し上げられます。
その結果、
新規採用のハードルそのものが上がることになります。

相対評価の世界では、
「良くなった」だけでは足りず、
「他よりも、より大きくなったか」が問われます。

今回の「可能性あり」銘柄は、
そのラインに、あと一歩届かなかった――
そんな印象を受けています。


次の見直しに向けて

今回採用されなかった銘柄の中にも、
中長期で見れば、引き続き注目しておきたい企業は多くあります。

世界の株式市場がどこへ向かうのか。
その流れの中で、日本企業がどの位置に立つのか。

次のタイミング(2026年5月)に向けて、
データを静かに追いかけながら、
同じように整理していきたいと思います。