今回は、以前ご紹介した
「SBI日本高配当株式(分配)ファンド」 の
2025年11月分 月次レポート の内容を紹介します。
市場の好調もあり、当ファンドもよい流れとなっています。
当ファンドの概要は、次の記事となります。
👉SBI日本高配当株式(分配)ファンドを徹底解説!分配金利回り4.00%の注目商品
11月の運用実績
SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)
愛称:SBI日本シリーズ-日本高配当株式(分配)
(月次レポート:2025年11月28日基準)
- 基準価格:14,532円(前月末比 +700円)
- 純資産総額:1,338.03億円
11月は市場全体の値動きが荒い中でも、
基準価格はしっかりと上昇しました。
高配当ファンドというと、
「値動きは穏やか」という印象を持たれがちですが、
今回の月次を見ると、アクティブ運用らしい“機動力”が数字にも表れています。
11月の日本株市場を振り返る
11月の日本株は、月初から波乱のスタートでした。
先月の急上昇による高値警戒感から、
ハイテク株を中心に大きく売られ、
日経平均株価はわずか2日で2,000円を超える下落。
その後は押し目買いも入りましたが、
ボラティリティの高い不安定な相場が続きました。
象徴的だったのはソフトバンクグループの決算。
大幅増益という好内容にもかかわらず、
「織り込み済み」とばかりに株価は下落。
ハイテク株全体が利食いに押される展開となりました。
中旬には日経平均が48,000円台まで下げる場面もありましたが、
米エヌビディアの好決算をきっかけに半導体関連へ安心感が広がり、相場は回復基調へ。
月末にかけては、
出遅れていた銀行株や、素材・小売といった幅広い銘柄に買いが入り、
日経平均は50,253.91円で取引を終えました。
- 日経平均株価:▲4.12%
- TOPIX:+1.40%
指数を比べると、
「一部の大型・ハイテクに左右される日経平均」と
「裾野の広さが効いたTOPIX」
その違いが、はっきりと表れた1か月だったように感じます。
ポートフォリオの特徴
11月時点のポートフォリオは、次のような水準でした。
- 配当利回り:3.30%
- PBR:1.94倍
- ROE:11.75%
- 組入銘柄数:103銘柄
業種別では、
- 電気機器:11.06%
- 銀行業:10.56%
- 輸送用機器:7.94%
- 卸売業:6.83%
- 化学:5.97%
- 保険業:5.07%
など、非常にバランスの取れた構成です。
「高配当=特定業種に偏る」という印象を持っている方にとっては、
改めて安心感のあるポートフォリオだと感じます。
ファンドの運用状況と売買内容
11月のファンドパフォーマンスは、
- +5.06%(分配金込み基準価額ベース)
TOPIX(+1.40%)を大きく上回る結果となりました。
先月上昇した半導体・データセンター関連を
アンダーウェイトしていたことが、
今月はプラスに働いた点が印象的です。
また、好決算を発表した
- アステラス製薬
- 三井住友フィナンシャルグループ
- シチズン
- いすゞ
といった銘柄が堅調に推移しました。
一方で、
- ヒロセ電機
- CKD
- フジクラ
などは、決算内容や過去の上昇を背景に調整。
売買では、
購入
- アステラス製薬(増配による配当利回りの魅力)
- 日本セラミック(業績好調かつ高配当)
売却
- J.フロントリテイリング(インバウンド需要の一服)
- 西松建設(株価上昇による配当妙味の低下)
「配当利回り」という軸を、
一貫して冷静に見つめている運用姿勢が伝わってきます。
今後の運用方針
10月・11月と日経平均は乱高下しましたが、
TOPIXが堅調だったことが示すように、
日本企業の業績そのものは底堅い。
今後は、
- インバウンド関連の比率を抑えつつ
- 調整で配当妙味が出てきた中小型株に注目
というスタンス。
さらに、
日銀の利上げ環境が整いつつある中で、
金融株への期待を継続するという見方には、
個人的にも大きくうなずく部分があります。
派手さはなくとも、
収益性と配当政策を重視し、
インカムゲインを積み上げていく。
このファンドの「姿勢」は、
長く付き合う資産として、とても誠実だと感じています。
まとめ:静かに、しかし着実に
市場は騒がしくても、
企業の稼ぐ力と配当は、着実に積み上がっていく。
11月の月次レポートを読み終えて、
そんな当たり前だけれど大切なことを、
改めて思い出させてもらいました。
引き続き、静かに見守っていきたいと思います。





