私は現在、インデックス投資と高配当株を中心に資産運用を行っています。
他には、米国の金利上昇を受けて米国債券をスポット買いし、安全資産と位置付けているポートフォリオ内での収益率の向上も狙っております。
また、ワンチャン狙いの個別株や、株主優待目当ての日本株もポートフォリオに少量組み込み、投資を楽しんでおります。
今回は、その中でも“投資の柱”として位置づけているインデックス投資、特に「SP500」と「オールカントリー」への長期定額積立投資について紹介します。
インデックス投資の長期定額積立の強み
~歴史が示す圧倒的なリターン~
ジェレミー・シーゲル著『株式投資の未来』によれば、1801年に株式・長期/短期債券・金(Gold)・現金(Cash)をそれぞれ1ドルずつ保有し、2001年まで複利で運用すると、その価値の推移は次のグラフのとおりとなります(インフレ調整後、配当・利息は再投資)。

株式 :597,485ドル(約59万倍)
長期債券: 1,072ドル(約1,000倍)
金 : 1.39ドル(約1.4倍)
現金 : 0.07ドル(約0.07倍)
株式は経済成長+配当再投資の複利効果で飛躍的に増え、長期債券も利息再投資により1,000倍以上の成果を上げています。
短中期の変動と長期の安定
一方、短中期には必ず暴落を経験しており、ジェレミー・シーゲル著『株式投資』による各保有期間(年)別のリターンの幅を見ると、次のとおりとなります。

1年:+66.6% ~ -38.6%
(保有期間1年の場合、1年後に最高で+66.6%となり、最低で-38.6%となる)
2年:+41.0% ~ -31.6%
5年:+26.7% ~ -11.0%
10年:+16.9% ~ -4.1%
20年:+12.6% ~ +1.0%
20年保有すれば、過去には一度もマイナスになっていません。つまり、大きな下落があっても「長期×積立」で平均取得単価を平準化する戦略は有効と考えています。
私の長期定額積立戦略
これらを受けての、私のインデックスの長期定額積立投資戦略は次のとおりです。
1.iDeCo/NISAで積立設定
税金が有利となる枠を活用して、毎月定額を自動購入
2.選択銘柄は低コストなSP500&オールカントリーの投資信託
信託報酬0.1%台以下のインデックスファンドを厳選
3.クレジットカード決済でポイント還元
楽天証券で楽天カード決済で積立を設定し、ポイントゲット
4.投信マイレージ&ポイント投資も併用
保有残高に応じたマイレージ、楽天ポイントでの買付も活用
5.貸株設定で貸株料を取得
投資信託ではありませんが、SP500等に連動したETFについては、貸株設定にし、
年0.1%程度の貸株料を受領(権利落ち回避の自動返却設定がポイント)
※ただし、証券会社が倒産した場合には返却されない恐れあるので、注意が必要
これらは一度設定すれば“ほったらかし”運用が可能で、何もしなくても自動的にお得を積み重ねてくれます。
情報収集&学びのリソース
金融庁も長期・積立・分散投資を推奨しており、証券会社や著名YouTuberの解説動画が参考になります。ただし、YouTuberによっては断定的すぎる主張や煽りと思われるものもあり、注意が必要です。私が個人的に信頼しているチャンネルは次のとおりです。
・S&P500最強伝説:データ重視で解説。定額積立&余剰資金スポット買いをブレずに推奨。
・両学長 リベラルアーツ大学:投資のみならず生き方全般の知見が得られる。
・節約オタクふゆこ:初心者にもわかりやすい節約・投資ノウハウ。
・中田敦彦のYouTube大学:エンタメ性高く、投資基礎を楽しく学べる。
これらの情報を総合して考慮しつつ、自分のリスク許容度やライフプランに合わせた積立を行うことをおすすめします。
もし、ご要望があれば、それぞれの内容について、さらに詳しい解説を今後の記事で紹介したいと思います。