先日、夏の風物詩ともいえる「館山のソウダガツオ祭」が始まったという噂を聞き、ワクワクしながら足を運んできました。
ところが当日は、どうやらカツオくんは外出中だったようで……まさかの不在。釣果は、惨敗でした。
でも、代わりに小サバの群れに出会えまして。
サビキ釣りで数えてみたら、なんと100匹以上!しかも唐揚げにぴったりなサイズだったので、帰宅後すぐに調理。
サクッと揚がった小サバの唐揚げは、家族にも好評でした。
今回はそんな体験を振り返りながら、「釣りってやっぱりいいな」と改めて思ったその魅力を、いくつかの視点で綴ってみたいと思います。
1. 自然との一体感が、心を整えてくれる
釣りは、自然の中に身を置く時間です。
海、川、湖──静かな水面と風の音、寄せては返す波、遠くに浮かぶ水平線。
釣り糸を垂らしてぼーっと景色を眺めているだけでも、不思議と心が落ち着いてくるものです。
特に海釣りでは、潮の香りや鳥の声も心地よく、せわしない日常をほんの少し忘れさせてくれます。
現地で出会った年配の釣り人が「海は、心のリセットボタンみたいなもんだよ」と語っていたのが印象的でした。
2. 自分で釣って、自分でさばいて、食べるという喜び
釣りの醍醐味の一つは、やっぱり“食べること”。
自分の手で釣った魚を、自分でさばいて料理して食べる。これって、思っている以上に満足感があるんです。
普段あまり料理をしない方でも、「せっかく釣ったからおいしく食べたい」と思うと、自然とさばき方を覚えていくんですよね。
僕も最初はYouTubeで勉強しました。
今でも「3枚おろし、よし!完了!」と決まった時は、なんだか自分をちょっと褒めたくなります(笑)
大きな魚が釣れた日には、きれいなお造りを並べて、ちょっとした“家飲み居酒屋”を開くこともあります。
3. 魚との“知恵比べ”がたまらない
釣りって、ただのんびり糸を垂らしているだけではないんです。
魚がどこにいるか、どんなエサが効くか、時間帯、潮の流れ、仕掛けの工夫──すべてを組み合わせて考えていく。まるで自然との頭脳戦のような側面もあります。
「アタリはあるけど針にかからない。もしかして針が大きすぎる?」
「隣の人はどんどん釣れてるのに、自分は全然……何が違うんだろう?」
こんなふうに考えながら仕掛けを変えてみたり、YouTubeの解説をその場で見て試してみたり。
これがまた、楽しいんですよね。
4. 初めてのイカ釣りで、まさかの大成功
そういえば先日、釣り場で隣の方が大きなイカを釣り上げたのを見て、思わず挑戦したくなりまして。
実は、たまたまダイソーで衝動買いした“エギ(イカ用のルアー)”をバッグに忍ばせていたんです。
その場でyoutubeを見て釣り方を勉強して、「えいっ」と試してみたら……まさかのヒット!
生まれて初めて釣ったイカに、正直どうしていいか分からずキョロキョロしていたら、親切な隣のお兄さんが絞め方などを教えてくれて。
いやあ、あれは感謝しかありませんでした。釣り場の出会いって、温かいですね。


<これから釣りを始めてみたい方へ>
釣りって、最初の一歩がちょっとだけハードル高いですよね。
でも、今は100円ショップでも道具が一通りそろいます。僕も多くはダイソーで調達しています。
唯一こだわっているのは、「ケイムラ針」。
紫外線に反応して光る塗料が塗られているのですが、これがあるとないとでは釣果に結構差が出る気がします(あくまで僕の感覚ですが)。これはダイソーで売っていないので、他で調達しています。
これから、サビキで魚が沢山釣れる季節になります。始めてのお子様でも釣果が期待できますので、ちょっと気になるな……と思った方は、ぜひ一度トライしてみてはいかがでしょうか。
<おわりに>
改めて思うのは、釣りって本当に奥が深くて、面白いということ。
自然とふれあい、魚と向き合い、自分の手で命をいただく。そのすべてに、学びと喜びがあります。
僕もまだまだ初心者ですが、周りの人に助けてもらいながら、これからも楽しんでいきたいと思っています。
「今日は釣れなかったなぁ」と悔しさを味わう日も、「やった!釣れた!」と大はしゃぎする日も──
全部ひっくるめて、釣りの魅力なんですよね。